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推しの子163話「君」 – フルイメージバージョン

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推しの子163話「君」 – フルイメージバージョン

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推しの子163話 Raw – フルイメージバージョン | 今回の復讐をアクアは「アイを殺されたこと」という過去に対する復讐ではなく、「ルビーを守るため」という未来に向けた復讐と定義している。

推しの子162話の全内容は以下のリンクに私が投稿しました。➡ 推しの子162話「星野アクア」 – フルイメージバージョン

推しの子163話「君」

アクアの存在

以前からこのブログでも言及している通り、”アクア”と言う人物には2つの精神性がある。今回はそれらをひっくるめて「君」と呼称される。つまりはゴローから引き継いだ大人な精神性。つまりは歪ながらも年相応に人生を歩みなおした子どもとしての精神性。当然、それら全てがアクアマリンという人物には違いない。

そんな彼が死ぬ間際に見る光景。

つまり、走馬灯が描かれる。

その世界は正しくIFストーリー。仮にさりなの手術が成功して存命し、「B小町」のオーディションに合格し、アイドルとして活躍したら。そんなIFは、ルビーをさりなと重ねた並行世界の物語であると言える。

そして、その光景はアクアにとって幸せに違いないのだ。アクアもといゴローが思い描く「あの時こうだったら」という叶わなかった物語。それが描かれているのだから甘い夢以外の何者でもない。

アクアの人間性

結局、アクアは意識が薄れゆくその瞬間まで自分は「アクア」なのか「ゴロー」なのかという精神性に疑問を持つ。どこまで行っても、アクアは自分の選択に自身が持てないのである。「選択に自信が無いなら、死ぬな!」と叫んでアクアを叩き起こすようなツッコミを入れたいところであるがここは我慢する。そもそもアクアが一人で抱え込まなければ、他の解決策はあったと思う。

対話相手のツクヨミはアクアのことを肯定し、今まで描かれてきた様々な側面を全てひっくるめて「星野アクア」だったと言う(本名は「アクアマリン」では…?)。そして、ツクヨミはアクアに別れを告げて見送るのだ。

アクア死亡エンドか

このまま行くとバッドエンドに見える。

ただし、私は逆張りヲタクであり、ハッピーエンド厨なので、少し今回のは話も踏まえて展開について考察をしたい。そこで今回考察するのは①アクアが死亡することによってルビーが闇落ちするジレンマ、②ツクヨミが『星野アクア』と呼称する理由の2つである。

1つが、やはり気になるルビーの今後である。仮にアクアが死亡したと仮定する。その場合、重曹やあかね、MEMを含め多くの関係者が衝撃を受け、悲しみに暮れるだろう。そんな中で闇落ち確定の前科持ちがルビーである。

ルビーはゴローの死体を見て闇落ちし、復讐のために手段を選ばずに人を間接的にそうさするような嘘を吐いた。それは正しくカミキの姿とそっくりである。そしてそのアイドルとしての姿がアクアが求めるアイドル像ではないことは確かだ。

となれば、前回感想記事でも指摘したが1つのジレンマが発生する。アクアはルビーを守るために自身を犠牲にした。しかし、アクアの死亡はルビーを闇落ちさせ、アクアが守りたかった本来のルビーの姿ではなくさせるのだ。

このジレンマに対して、アクアの死体が見つからなければ良いというコメントが前回感想記事についていたが、それには個人的に反論したい。ルビーとゴローは生活圏も異なれば、関われるような距離感に居なかったために、死体発見まで闇落ちしなかった。しかし、仮にもアクアとルビーは兄妹である。仮に死体が見つからずとも行方不明となっただけで闇落ち確定ではないだろうか?

つまり、アクアが生きて帰らねば、ルビーは闇落ちしてしまうのではないかということだ。逆にこの展開で闇落ちしないのならば、ゴローに対して闇落ちさせたこと、アクアとゴローを同一視していることが意味を為さなくなってしまう。

2つ目に、最新話でのツクヨミの台詞である。今回は上段で解説した通り、『君』という存在の精神性について語られた。『君』とは当然アクアでありゴローである。そんな彼女が言うのは「その全てが『君』で『星野アクア』だったよ」という言葉である。

上記の台詞はアクアの生き様に対しての称賛である。ここで注目するのは『星野アクア』という呼称である。ツクヨミはそれ以前のアクアとの対話でゴローのことを『雨宮吾郎』と氏名フルネームで称する。そう考えると、生き様を評するのであれば『星野愛久愛海(アクアマリン)』が正しいと思う。

では、『星野アクア』という名称は何か。それはアクアの芸名である。アクアは役者や演者として活動する際に愛久愛海ではなく、アクアという名前を使っていた。ではアクアが芸能活動を始めた理由は何か。それはカミキへの復讐である。

そこで『星野アクア』という表記を敢えて、アクアの中の復讐のために演じてきた役者としての精神性の部分だけだと捉える。そうすると、ツクヨミが認める通り『星野アクア』としての役割は全うした。だから、今後は『星野アクア』ではなく、ただの『星野愛久愛海』として生きることを肯定する。

そんな表現とも捉えられないだろうか?

難しいかもしれない。

私としてもこじ付けに感じる。

それでも今回はこんな考察を置いておく。

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2024年10月7日(月)更新
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Responses (54)

    1. 休載で次の掲載は確か10/24やから多分その前くらいかな、見れるの

  1. パスワードを入力ってところがあるのですがこれはパスワードを入力すると見れるのですか?また、パスワードはどこで入手するのですか?

  2. ヤンジャンで10/24に公開されるから違法サイトなら10/22には公開されるんじゃないかな?

  3. あと4話で終わりってyahooニュースで見た
    3期が始まるまで引き延ばすと思ってたが流石に無理か

    1. だね ちなみに推しの子完結の日は私の誕生日!(どうでもいいけど)

  4. 『君』にさよならをー
    って書いてあるからワンチャン、ゴローの記憶だけがなくなってアクアが助かったりする?

    1. ありえる
      前世の全てからさようならだけど
      そしたらさりなのこと忘れるんじゃ…

      1. だから最後にツクヨミがさりなちゃんがアイドルになって輝いているという夢をアクアに見せたとか?

  5. 結局、アクアが遺伝子のみで意志と記憶がゴローなら、アクアはゴローそのものってことか

  6. アイドルになったさりなちゃん可愛すぎない? 
    これは推し変しちゃう…

  7. アイドルさりなちゃん、よすぎる……
    こうだったらよかったのにねぇ

  8. 「君」ってことはゴローと星野アクア
    どっちもでしょ、完全に死んだでしょ
    次号は多分アクアが死んだところスタート
    じゃね

  9. ルビーはこのまま天然おバカキャラだからアクアの死には気づかないだろう。だけどあかねは…

        1. 赤坂アカ先生が、最終巻は表紙にするって言ってたよ 完結してから漫画を買う人が、推しの子完結してるってすぐに分かるようにするためだって。

      1. 動けば「なんでもかんでもあかねだよりで」とかいうわりに、頼りたがる読者よ…

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