ワールドトリガー 244話ネタバレ「遠征選抜試験㊵」ジャンプSQ 2024年9月号に掲載されているワールドトリガー 244話のネタバレ、感想です。
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ワールドトリガー 244話ネタバレ
諏訪隊の特殊シミュ2日目の方針
特殊シミュ1日目で1位と絶好調だった諏訪7番隊ですが、特殊シミュ2日目は特殊シミュに取り組む時間は軽くして時間をかけないと諏訪がメンバーに指示します。香取はせっかくうちが勝っているのに、と不満を口にします。
諏訪は理由として昨日、今日とシミュでバカ勝ちしているからと言い、どういう状況か分かるか?とメンバーに聞きますが、三雲が戦闘シミュの初めの頃の水上隊と二宮隊を例に出します。水上隊と二宮隊は戦闘シミュで初めの頃バカ勝ちしましたが、目立ってしまい対策をされて勝ちにくくなり、成績を落としました。諏訪は諏訪隊も総合2位まで上がって目立ってきたので、対策されるのは当たり前と言います。香取は、だったら今日は作戦を隠しておいて配点が高い2日目に作戦を使い、がっぽり得点を取ればよかったと言います。しかし、使えるユニットが決まっている戦闘シミュと違って特殊シミュは自由度が高いと諏訪は言い、三雲もどこかのチームが今日諏訪隊と同じ作戦をやってくる可能性がそこそこあったと言います。
諏訪は配点が増える分、特殊シミュ2日目は出せるユニットの数が増えると予想、相手が今日と全く違う作戦で来る確率が高いので、今日場に出たカードからお互いの戦術を予想して、どっちの『読み』が通るかの勝負になると予想します。運ゲーである上に、諏訪隊は他所からマークされる側になってしまうので、諏訪は時間をかけてもシミュの勝率が上がるかどうか、かなり怪しいと考えます。
『読み』以上の作戦が取れるのはトリオン量が高い雨取とヒュースがいる二宮隊と若村隊だけで、その2チームは雨取とヒュースが性能の高いユニットを作って、他所が真似できない戦術を組めると諏訪と三雲は言います。そこで諏訪隊は三雲以外に関しては分担課題に時間を回すと諏訪は指示し、三雲にはシミュ担当となりなるべく省エネの戦術を組むように指示します。『刺さるやつには刺さる』くらいの感じで、全チーム対策はしないように諏訪は三雲に注意します。
二宮隊は総合順位を7位に下げる
三雲以外は今晩から分担課題を、明日に引きずらない程度に残業で取り組んでいく事になります。一方、総合順位が7位に下がり単日8位だった二宮隊8番隊は、明日の特殊シミュの作戦会議をしています。総合順位は7位に下がりましたが、絵馬は今日の特殊シミュの試合は悪くなかったとメンバーに話します。加賀美の派手なユニットのおかげで、逆に雨取のユニットが相手の印象に残ったので、明日の敵チームは多分雨取のユニットを近づけないように、射程が長いユニットを増やしてくるんじゃないかと絵馬は予想します。
よって二宮隊の明日の作戦は、射程の長い相手に勝てるユニットを作ると言う方針に決まりかけます。しかし絵馬の考えに対して二宮が、それで本当に大丈夫か?と、意見を言います。相手がリスクを度外視して、裏を掻いてくる可能性もあるぞ?と、二宮は絵馬に意見を言います。絵馬も二宮の意見に対して、その可能性はあると答えますが、それでもランク戦をずっとやって来てB級隊員には『まじめな人』が多いと思うと言います。まじめな人だから、負けたら反省し、やられたら対策をする、そういう人が多いと絵馬は言います。
逆に言えば、見えている負けルートは塞がずにはいられない、そういう人が多い気がすると絵馬は言い、二宮が言う『リスクを度外視した動き』はA級の方がやってくるイメージがあると言います。そして、駆け引きのルール自体をねじ曲げてくる怖さは、今日のシミュでは歌川隊と諏訪隊だけだ、と絵馬は意見を言います。
絵馬の意見を聞いて雨取は、チームメイトの三雲と空閑を頭の中で連想します。どちらのチームも特殊シミュ1日目では二宮隊が勝っており、警戒するならこの2チームと二宮隊と条件が似ている若村隊だと思う、と絵馬は意見を言います。東は絵馬の意見を聞き、理屈は緩い所もあるが、視点と感覚はさすがに鋭い、と心の中で絵馬を褒めます。二宮も今の絵馬の意見に納得したようで、明日の戦術も絵馬が考えるように指示します。
しかしそんな二宮の指示に絵馬は、……はぁ?なんでだよ、と怒ったように反論します。二宮さんたちも考えるんだよ、頭いいんでしょ?と、絵馬がさらに反論すると、絵馬から反論されると思っていなかったのか、二宮は驚いた?ような表情をして言葉が何も出ません。場面は水上9番隊に移りますが、照屋と樫尾が難しい顔をしています。水上隊は総合順位は1位のままですが、単日7位、特殊シミュ5位で成績に不満があるようです。
北添隊に上を行かれたのが悔しい照屋
さらに照屋は「外観で攪乱する」というと水上隊とコンセプトが同じ、北添隊に上を行かれたのが悔しいようです。北添隊は狙撃型を見せかけて実はバランス型、水上隊も変わり種のトリオン兵を混ぜておいて実はバランス型、という作戦で、今はうちの作戦も良かったと言います。しかし水上隊は後半勝率が落ちていて、これは先に北添隊と当たったチームが『外観のフェイク』に警戒したから、という意見を今が言い照屋もその意見を聞いて納得します。
一方、樫尾は諏訪隊のトリオン兵の『数量』がどういう理屈で成立していたのか分からず、悩んで難しい顔をしていたようです。樫尾は先輩達に意見を求めますが、照屋は私には答えないでくださいね!自分で考えたいので!と、荒船に注意します。水上は頭の中で考えるより、トリオン兵つく~るいじながらのほうがわかりやすいんちゃう?と、照屋と樫尾にアドバイスします。もう答えが分かってそうな水上に照屋は、もう答えがわかってるんですね?と聞きますが、水上は分かっていないように振舞ってごまかします。
苦戦する来馬隊、落ち込む弓場
場面は来馬5番隊に移り、全体的に対応型のチームが苦戦していると来馬が分析しています。来馬隊も対応型の戦術の為に成績が振るわず、総合順位を8位に落としていて、単日11位、特殊シミュ11位と苦戦しています。来馬は作戦が中途半端なのが良くなく、隊長のぼくの判断ミスだと言い、弓場にそんなに落ち込む必要はないとフォローします。弓場は落ち込んでいないと言いつつ、トリオン兵の作り方について色々教えてくれた小荒井に申し訳ないと謝ります。しかし、小荒井は全然大丈夫だと言い、戦闘では弓場さんがチームを助けてくれるっしょ?と、弓場を元気づけます。
菊地原も時間を使わなくていいという意見
小荒井の言葉に弓場もやる気を出したようで、閉鎖試験のうちに挽回してやらァ!と、小荒井に答えます。北添4番隊の総合順位は4位に上がり、単日2位、特殊シミュ3位と好調です。菊地原も諏訪と同じく、明日の特殊シミュには時間を使わなくていいとメンバーに意見を言っています。トリオンで有利な二宮隊と若村隊は引き分け狙いでいいでしょと言い、適当に作ったユニットのパラメータを逃げ足と防御に振り直して、5ターン耐え切る作戦にすればいいと菊地原は言います。
それよりやばいのは課題のほうだと菊地原は言い、分担課題の7割方は染谷の得点でシミュの作戦も菊地原と染谷で立てているのに、他の人は恥ずかしいと思わないの?と、菊地原は厳しい意見を言います。しかし南沢は、適材適所!と言い余裕の表情です。
分担課題は難しいからちゃんと点が取れてるか不安になる、と北添が言うと、前半は自分と染谷でやるから他の人は後半やってよ、と菊地原は言います。後半はトリガー関係の設問で、資料見れば解けるやつと菊地原は言います。しかし資料を見た南沢は、わけわかんない図がいっぱいでわけわかんねー、とお手上げの表情で、それを聞いた菊地原は、隣に書いてある日本語を読むんだよ、読めるでしょ?日本語、と険しい表情で怒ります。
場面は若村11番隊に移り、若村隊もトリガー関係の資料を見ています。南沢はお手上げでしたが、ヒュースは資料を見て、…なるほど、トリオン工学の基礎だな、とつぶやきます。笹森にこれ分かるのかと聞かれて、初歩的な内容だからな、この程度は図を見ればわかる、とヒュースは答え、分担課題もこの資料を見る限りそう難しくはないだろう、と言います。それを聞き半崎は、マ~ジか!と驚きますが、表情を見る限りヒュース以外の若村隊のメンバーには工学系の課題は難しそうです。
ヒュースの言葉を聞き、うちが最下位を脱出すチャンスがまだあると希望を持った若村は、明日朝イチで細井と打ち合わせをして、ヒュースに工学系の課題を任せる方針を立てます。ヒュースも構わないと了承しますが、半崎と笹森は、ヒュースはほんと何でもできるな、クローニンチーフの親戚だもんな、とヒュースを褒めます。ヒュースは対外的には、玉狛支部所属のエンジニア・クローニンの親戚という設定になっているので、クローニンの親戚だから何でも知っているという感じでメンバーは納得します。
そして、半崎と笹森は玉狛支部のメンバーもすごいと言い、空閑と雨取はもともと目立っていたけど、今日のシミュで三雲がすごいと分かったし、ヒュースは日本語以外何でもできるし、と玉狛第2支部を全員褒めます。さらに、玉狛は先輩たちもみんな凄いし、鳥丸もいい奴だし、カピバラもいるし、と精鋭揃いすぎんだろ、と玉狛を絶賛します。玉狛は全員が結果を出しているという事実から、若村は玉狛支部には何か隊員を強くする秘密があるんじゃないか?と推測しますが、ヒュースに即座に否定されます。
玉狛支部の指導は一般的なもので、訓練の効率で言えば練習相手が豊富な本部のほうが上だとヒュースは言います。『才能』と呼べるものも雨取ぐらいで、他は本部の隊員と大差はなく、三雲にいたってはむしろ『下の中』だと厳しい事をヒュースは言います。玉狛の人間との差を感じとしたらそれは、単純に実力の問題だろうな、とヒュースは言いますが、若村は『実力』という言葉に引っかかります。
環境でもなく才能でもないとしたら……、……じゃあ、オレと三雲は何がちがうんだ……!?と、若村が疑問をヒュースにぶつけた所で今回は終わりです。
まとめ
244話では、各チームは特殊シミュ1日目を振り返りつつ、特殊シミュ2日目の作戦を立てていっています。諏訪隊と北添隊は2日目の特殊シミュには時間を使わず、分担課題の方に時間を割こうとしています。二宮隊は特殊シミュには時間をちゃんと使い、絵馬中心で特殊シミュ2日目の戦術を考えていくようです。来馬隊は特殊シミュ2日目をどんな作戦にするか分かりませんが、戦術をガラッと変えてくるかもしれません。
若村隊は分担課題に関して、工学系の課題はヒュースに担当してもらう作戦で行くようです。分担課題は1,000問あり終了までに可能な限り解答することとあるので、多分1,000問全てを解答するのはかなり厳しいのだと思います。トリオン工学系の分担課題で得点を稼げれば、若村隊が最下位を脱出できる可能性も一気に高まりそうです。明るい兆しが見え始めた若村隊ですが、隊長の若村は三雲との違いは何かという疑問をヒュースにぶつけています。少しでも隊長として成長したいという考えかもしれませんが、ヒュースの答えは若村の成長の糸口となるでしょうか?
次回は、9月4日(水曜)に発売予定のジャンプSQ 2024年10月特大号に掲載予定です。