予測ワンピース 1121話: ルフィだけがエメトの声を聞き取れる! ワンピース第1120話では鉄巨人エメトがルフィに話しかけ、二人は会話していましたが、他の人間にはエメトの声を聞き取れない様子でした…またルフィの万物の声を聞く力がアピールされたわけですが…
ワンピース 1121話についての分析を書きました。ここで読むことができます。
予測ワンピース 1121話
エメトの声について
エメトは明らかに自我と感情を持つロボットであるわけですが、ルフィとの会話は非常にスムーズでしたね…
しかし、エメトの言葉はルフィしか聞き取れておらず、他の人間には聞こえてさえいなかったようで、やはり、ルフィの万物の声を聞く力がエメトとの会話を可能にしていたようです…
ルフィはズニーシャの声についてはモモの助ほどハッキリ聞き取る事が出来ていなかったようですが、あれはズニーシャの身体のサイズが大き過ぎる為に声までが大き過ぎた事に理由があるのではないかと感じられましたが、モモの助はその巨大な声も言葉としてハッキリ認識できており、同じ力でも差異はあるのだという事がわかるわけですが、エメトもかなり大きいですが、ルフィがハッキリ聞き取れるくらいの大きさの声なのかも…?
また、気になるのがエメトが動き出した直後、海軍はエメトが何かを『呻いている』と表現し、エメトが声らしきものを発しているのが聞こえていたようだったのに、巨兵海賊団の巨人族には一切聞こえていなかった様子だった事です。
『呻く』というのは、人間が何らかの苦しみを感じた時に『うう』とか『ああ』とか口から漏らす声であり、海兵がエメトが何かを呻いていると表現したなら、それはエメトからそういう呻めき声を聞いたという事になりますよね…
もしかしたら、巨人族には聞こえない周波数を持つ音があり、エメトの声がそれに当たるだけなのかも知れないですが、言葉は分からずとも声だけは聞こえるという事であれば、もしかしたら万物の声を聞く力というのは選ばれた人間だけに備わる特殊能力ではなく、本来は誰もが持っている能力なのかも…?
見聞色の覇気は物理的に聞こえるはずのない声を聞く事が出来たりしますし、カイドウは気絶しているルフィが自分を睨んでくるという不思議な事を言っていましたが、覇気は本来は誰もが潜在的に持っている力…
それは見聞色の覇気が例外という事はないでしょう…
見聞色の覇気とは、おそらく現実世界でいう第六感の事であろうと思うのですが、現代の医学や科学で人間が第六感をどうやって感じているのかは説明できず、視覚は目、聴覚は耳というような感覚器官も見つかっていない…
しかし、第六感は誰もが持っている感覚ではあるんですよね…
それも含めて、やはり万物の声を聞く力は見聞色の覇気と関係があるのでしょうか?
また、もしかしたら、万物の声を聞く力とは、自分を取り巻く万物に対する認識の在り方が大きく影響しているのかも知れないですね…
万物の声を聞く力とは?
見聞色の覇気が現実世界でいう第六感である可能性は極めて高いと思います。
人間は何かを予感する事があったり、相手の心中を察したりする能力を持っていますが、それはまさに見聞色の覇気そのものだと言えますよね…
見聞色の覇気は五感を高めるとともに、五感では感じられない事象をも知覚する事ができるという感じですが、その見聞色の覇気も本人が持っている既成概念や固定概念…
『◯◯とはこういうものである』
という意識が強過ぎると、その知覚能力の幅に限界を作る事になるのではないかと思えます。
例えば、動物は人間の言葉を喋る事はできないという事、また、動物には人間のように思考や感情を言語化できないというような概念を持っていたとしたら、そういう人は仮に動物達が何かを伝えようとしてきても、それを知覚する事はほぼ不可能だと思います。
まして、相手が植物や石だとしたら、それは余計に難しくなるでしょうね…
万物の声を聞く力を持つというのは、もともと優れた見聞色の覇気の才能を持っているのに加えて、既成概念固定概念が希薄であるという事なんじゃないかと思います。
ルフィやモモの助、またロジャーも海王類やズニーシャが喋る事について驚きはしているわけですが、そんな事があるわけないというようなリアクションは見せていない…
喋る事に驚きはしても、すぐに素直にそれを受け入れる事ができているように思いますし、自分がおかしくなったという考えにもなっていないですよね…
全てをありのまま受け入れられるというのは、全ての本質を知覚をする為には必要な感覚だと思います。
また、そういう感覚を持っていたらなら、ONE PIECE世界のような魚人族やミンク族のような種族がいる世界でも、姿が違うというだけで差別に繋がるような感情も生まれにくいかと思いますし、ルフィはまさにそういう感覚を持っていますよね…
だからこそ、エメトの声を言語として聞き取れたのではないかと思うのですが…
空白の100年から人類は退化した?
万物の声を聞く力の正体が見聞色の覇気だとしたら、それは特別な力ではなく誰もが潜在的に持っている力である可能性が高くなると思います。
現実世界でも時々、『野生の勘に優れる』と表現されるような非常に勘が鋭い人がいたりしますが、太古の人類は神や精霊、悪魔や悪霊の存在を信じ、それは生活の一部になっていたわけですから、目に見えない物を信じたり感じようとしていた事から、おそらく本当に勘が鋭かった可能性は高いと思います。
それは人間が野生的に暮らしていた時代にはもっと顕著だったかも知れない…とも言われており、人間は文明を発達させた代償に第六感が退化したとも言われたりしていますね…
エメトやズニーシャは空白の100年にはジョイボーイの仲間だっただろうと思いますが、ジョイボーイや特別な力を持つごく僅かな人物としか話せなかったのかと考えると、以外に多くの人がそういう力を持っていたのではないかと思えます。
最初の20人は、もしかしたら人類にはそういう力は必要ないと考え、また、それが危険な変革の芽となりうる事をも想定して、人類の第六感…見聞色の覇気が退化するようにし向けたという可能性もあるのではないでしょうか?
それが魚人族への差別に繋がっていったりしたのではないかとも思います。
魚人族は魚類や海獣と会話できたりしますが、それは人間からすれば気味が悪い能力だったりするかも知れないですし…
また、第六感は感情そのものとも言えると思いますが、そうだとしたら人類にとって絶対に必要なものですよね…
イム様達は人類には感情は必要ないものであり感情を奪い、ロボットのようにして支配しやすくしようと考えたのかも…?
そう考えると、イム様達は地上の人類から歴史だけでなく、もっと多くのものを奪ってきているのかも知れないですね…