カグラバチ 60話「黄泉がえり」– フルイメージバージョン

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カグラバチ 60話「黄泉がえり」– フルイメージバージョン | チヒロと座村は斬り合いとなり、チヒロは坐村に斬られてしまいます。

カグラバチ 60話「黄泉がえり」

神奈備本部で緊急会議

仙沓寺での座村による漆羽殺害を受けて、神奈備本部で上層部が緊急会議を行っています。座村が“契約者を殺す”と言っていた事をハクリから聞き、上層部は厄介な奴が乱心したと頭を悩ませています。

一方、ハクリの容態は会話について報告できるくらいには肉体的に良好…、だそうですが、妖術を司る神経が損傷しているようで、転送を使って毘灼から妖刀を奪う作戦の続行は難しそうです。完治する保証はない、とも言っているので、今後作戦が再開できるかも怪しそうです。真打の封印は順調で5分の3くらい進んでいるそうですが、ハクリの転送が断たれた今、上層部は真打を使う事も想定しようとします。しかし、座村が使った梟は日本全土に展開されているようで、日本全てで妖刀を探知出来る妖刀探知機となっているようです。下手に使うと座村や毘灼に真打の場所を知られてしまいそうです。

上層部は座村の“毘灼に妖刀で勝手はさせない”と言った言葉を信じていて、他の契約者二人はうまく隠せたようです。数日は情報戦で膠着状態となりそうなので、上層部はこの間は毘灼と座村が互いに精神をすり減らしてくれることを期待し、やはり真打は使用しない事を決めます。

やるべきは守りを固めつつ奇襲だ、と言った所で場面は変わりチヒロが病室で目を覚まします。柴が怪我の具合を聞こうとチヒロに話しかけますが、チヒロは漆羽が死んだ事を柴に話します。

チヒロと淵天の命滅契約は切れている

座村によって漆羽が殺され、自分も斬られて死にかけたとチヒロは柴に話しますが、柴はチヒロが明確に一度死亡したと言います。刃の届いていた肺と肝臓は何故か、死亡の数分後に回復して傷口も血液が少し足らないくらいで身体はほぼ元通りになり、とんでもない奇跡か……、あるいは、と柴はつぶやきます。ここでチヒロは淵天との命滅契約が切れている事に気付き、淵天がどこにあるか柴に聞きます。

柴はチヒロの黄泉がえりは座村の意図的な仕業だと思っていると言い、飛宗の応用かどうかは結論を出せていないが、一つは俺への当てつけ“いつか死なせるぞ”ってメッセージ、だとチヒロに話します。さらにもう一つはチヒロと淵天の命滅契約を切り、復讐を止めさせるため、だとチヒロに言います。柴は過去に六平国重を守れず死なせてしまったので、柴へのメッセージは座村からの当てつけで、チヒロから、当てつけを見事に喰らったわけですか、と言われてしまいます。柴も、…俺は守れへん、2回目や、とつぶやきます。チヒロは柴に、漆羽が殺されないといけない理由、国重達が隠した“罪”を柴に聞こうとしますが、病室に意外な人物が入ってきます。

巻墨の隊長が病室を訪れる

その人物とは座村の護衛をしていた忍衆“巻墨”の隊長です。巻墨の隊長はチヒロに挨拶すると、自分達もわけのわからん状況だと言います。戦闘態勢に入る間も無く伸ばされてしまった事、護衛もクビになったとチヒロに言います。

巻墨の隊長はハクリが目覚めて、漆羽を死なせてしまったと自分を責めていた事を伝え、さらにハクリが巻墨に“チヒロを頼む”と頼んだことをチヒロに伝えます。さらに巻墨の隊長はハクリに命を救われたと言い、ハクリが再び起きるまでに、問題を少しでも解決しときたいと言います。ここでチヒロは漆羽が本当に殺されたのか聞きますが、漆羽は時間が経って既に解剖に回されている状況だと柴は話します。

管轄外の人間の関与は基本的に認められないのですが、特例という事で漆羽の死体を確認したいと交渉中のようですが、柴は向こうから音沙汰がないので期待しない方がいいと言いますが、チヒロは信じないと言います。前提が何も分からずチヒロは納得いかない事が多すぎると言いますが、巻墨の隊長もわかるぜとチヒロに同意します。巻墨も座村に何も知らされず蚊帳の外で隊長もムカついていて、座村の真意もはっきりしない、子ども扱いしやがって、と怒っています。

チヒロは、何人も人を殺した事、父親の教えで少しずつ自分の目で学んでいかないといけない事、を伝え柴に何があったのか教えて欲しいと頼みます。そして真実がどうであれ、自分も地獄に堕ちていい事を座村に分からせるとチヒロは柴に言います。

すると巻墨の隊長は、同じ方向を向いてるようでよかったぜ、と言い、二日休めと指示します。その後、チヒロにとっておきの任務を用意するようで、話しつけに行こうと言います。柴は一回目はおそらく形見という事で温情で見逃されたが、二回目は殺されたら座村は確実に淵天を奪うぞ、と言いますが、覚悟の上か、とつぶやきます。

淵天はすぐそばに置かれていたようで、柴はチヒロに淵天を渡します。チヒロは、二度と死にません、と言い、約束やぞ、と柴は答えます。一方、神奈備の上層部は武力的な脅威は毘灼より座村だと言い、座村の討伐部隊を編成することにします。

音も匂いも削いだ“隠密”、座村と唯一共闘できる部隊…裏を返せば唯一、座村の天敵と成り得る、と上層部は言い、巻墨とチヒロによる討伐部隊の編成を決定します。

巻墨の正装“忍装束”を纏うチヒロ

チヒロは巻墨の正装“忍装束”を身に纏い、巻墨と共に座村の討伐へと向かいます。

まとめ

第60話では、チヒロの生存が確定、チヒロは巻墨と共に座村の討伐部隊を編成し、座村を追いかける事になります。

前回チヒロの死亡を確認と途中で明記されていましたが、チヒロは明確に一度死亡し、その後生き返ったそうです。座村の仕業のようで、チヒロと淵天の命滅契約を切ってチヒロに復讐を止めさせたかったようです。しかしチヒロはこれで復讐を止めるつもりは無く、柴に何があったのか聞いています。今回は座村が言っていた“罪”が何なのか明らかになっていませんが、話の流れ上チヒロは柴に“罪”が何なのか教えてもらった可能性があります。もしチヒロが“罪”について教えてもらっていたら、次回以降ではっきりすると思います。

さらにチヒロが生き返れたことで、漆羽ももしかしたら生存している可能性が出てきました。柴は既に解剖に回されていて、交渉中だが音沙汰がないので期待はしない方がいいと言っていますし、第58話の状況的にも漆羽が実は生きていたというのは、少し無理がある気がします。しかし、漆羽が生きていたのなら、それはそれで面白い展開になりそうですし、漆羽の生死に関して今後どうなるか注目したいと思います。

次回は、12月16日(月曜)発売予定の週刊少年ジャンプ 2025年3号に掲載予定です。

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